兵庫県西宮市にある伊藤ハムの子会社の伊藤ハム販売に勤務していた元派遣社員の40歳の男性が、同社に従業員としての地位確認などを求めて提訴しました。
訴状によると、男性は1999年12月から、伊藤ハムの請負会社の契約社員として京都市内の営業所に勤務していました。同営業所が2002年の組織改編で子会社・伊藤ハム販売の管理となり、男性は2007年7月からは派遣社員として働いていましたが、今年1月、業績悪化を理由に契約が更新されなかったということです。
男性は「伊藤ハムや伊藤ハム販売の従業員から直接指示を受けていた」として偽装請負を主張。「契約変更の理由について説明がなかった。9年間継続して働き続けており、暗黙の雇用契約が存在していた」としています。
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