厚生労働省は29日、昨年10月から今年6月までに失職する非正社員は、21万6,408人にのぼる見込みだと発表しました。全国のハローワークなどを通じて把握できた人数を集計したもので、派遣が13万5,065人と6割あまりを占めています。
失職時期は、昨年12月が約49,000人で最も多く、3月が46,000人、5月は4,000人、6月は2,000人と最近では減少傾向にあります。
また、正社員の失職については、1カ月間で30人以上が離職するとして、4月中に届け出があった事業所の集計によると1万5,614人でした。
国が休業手当の一部を助成する「雇用調整助成金」については、4月に利用を申請したのは6万1,349事業所で、対象者数は3月より約15万6千人多い253万4,853人でした。このうち中小企業で働く人が7割を占めています。
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