厚生労働省は「ねんきん定期便」について、現行郵便からインターネットを使って電子的に知らせる方法に移行する検討に入りました。電子化により、大幅なコスト削減が見込める上、いつでも最新の情報を見ることができるようになります。しかし、パソコンが不得手な高齢者への対応も必要になるため、完全な移行には時間がかかりそうです。
学識経験者などからなる「年金定期便・年金ネット・年金通帳等に関する検討会」を9日に立ち上げ、2011年11月をめどに今後の方向性について取りまとめます。ねんきん定期便は2009年から送付をはじめました。毎年1回、年金加入者に対して保険料の支払い状況を知らせています。毎年100億円近い経費がかかっており、内容も「わかりにくい」という批判が強いのが現実です。検討会では、効果的な記録情報の伝え方についても話し合う予定とのことです。
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