厚生労働省が29日に発表しました6月の全国の有効求人倍率(季節調整値)は0・63倍で、5月よりも0・02ポイント回復しました。
東日本大震災で被災した岩手、宮城、福島の3県は、震災の復旧・復興事業の増加で岩手0・47倍(前月比0・02ポイント増)、宮城0・53倍(同0・07ポイント増)、福島0・57倍(同0・07ポイント増)となり、2か月連続で3県すべてで回復しました。新規求人は、前年同月比12・6%増で、産業別では建設業(33・2%増)と情報通信業(20・2%増)の増加しました。
一方、総務省の発表によると、震災で調査ができない3県を除く6月の完全失業率(季節調整値)は4・6%で、5月よりも0・1ポイント悪化しました。完全失業者数は293万人で、前年同月比で36万人減少しました。
なお、沖縄県の6月の完全失業率(原数値)は7.6%、有効求人倍率(季節調整値)は0.28倍と、依然として厳しい現状があります。
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