三菱重工労働組合は今春の労使交渉で、「インターバル休息制度」を要求する方針を固めました。同制度で仕事を終えてから次の日の仕事を始めるまで一定の休息時間を確保できるようにして、長時間労働を抑制するようにします。
新制度は時間外の勤務を終えてから翌日の勤務開始まで7時間連続で休息できるようにします。顧客からの問い合わせ対応など突発的な事情で7時間の連続休息が確保できない場合は、既存の制度を利用して翌日を休めるようにします。
同労組によると、インターバル休息制度は欧州などで導入例があり、国内においては他産業では例がありますが、三菱重工業が導入すれば「製造業で初めて」(同労組)としています。
ただ三菱重工労組はインターバル休息制度が導入されても当初は、繁閑の差が激しい部門では導入が困難な可能性もあるため、制度の義務化は求めない方針で対象者を限定せず、罰則も設けない「努力義務」として導入を求めるとのことです。
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