鳩山政権は25日、6月にまとめる新成長戦略に、職業分野ごとに「段位」を設ける「キャリア段位制度」の導入を盛りこむことを決めました。肩書よりも実際の職業能力を重視することで、雇用の流動化を促すのが狙いで、導入すれば、「介護5段」など同じ職種内でスキルの差を明確にできるようになるとのことです。
「段位制度」は、イギリスの制度を参考にしています。イギリスでは、技術職や建設関係など約700種類の職種で、レベル1〜5の5段階評価をしていて、年間40万〜50万人が段位を取得しているそうです。
仙谷由人国家戦略相の「実践キャリア・アップ戦略推進チーム」で秋までに基本方針をまとめ、新成長分野として期待する介護や保育、環境などの分野には年度内に導入したい考えです。
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