長妻昭厚生労働相は3日、年間3万人を超える自殺者対策として、うつ病など精神 疾患がある患者への支援策などを盛り込む「精神保健医療のビジョン」を年内に取り まとめる考えを明らかにし、「来年度予算でも一定のものは反映できるようにしたい」 と述べました。
自殺とうつの対策を検討する厚労省プロジェクトチームが月内にも中間報告をまと める予定としており、それを受けて、精神疾患患者や家族ら当事者の意見を元にビ ジョンをまとめる方針です。
長妻氏は同日、精神疾患の患者や家族らが集まった会議に出席し、「どなたも精神 疾患になる可能性があるという前提で、取り組んでいく必要がある」と対策を強化して いく考えを示しています。