厚生労働省は30日、75歳以上を対象とする後期高齢者医療制度について、被保険者1人当たりの全国平均の年間保険料が2010年度に2009年度比2.1%増の6万3300円になると発表しました。
1人当たりの平均額で最も高くなるのは東京都の8万8439円で、最も低いのは秋田県の3万8110円。全国平均は6万3300円です。
沖縄県の保険料は5万2964円となっています。
当初は全国平均で約14%の大幅増が見込まれていましたが、同制度を運営する「広域連合」の剰余金を活用するなどし、約1900億円を投入して保険料の上昇を抑えました。剰余金は医療費の支出が見込みより下回ったことなどで生じたもので、46の広域連合が2年間で合計1139億円の剰余金を活用します。
ちなみに、後期高齢者医療制度の保険料は、高齢者の所得水準や医療費によって都道府県ごとに異なり、各広域連合が2年に1回見直すことになっています。
詳しくはこちら(厚生労働省HP)をご覧下さい。
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