中小企業の従業員らが加入する全国健康保険協会(協会けんぽ)や大企業の健保組合について、保険料の法定上限を現行の10%から12%に引き上げる健保法改正案を、政府は12日、閣議決定しました。
財政難で協会けんぽの保険料率が数年内に10%を超える可能性があるため、今国会で成立を図り、4月に施行する予定です。 また、協会けんぽの負担を健保組合や公務員らの共済組合が事実上、一部肩代わりする内容の関連法改正案も決めました。
国民健康保険については、保護者が保険料を滞納して子どもが無保険状態なっている問題について、6カ月間有効の短期証の交付対象を現在の中学生以下から高校生世代に広げる国保法改正案を決定しました。