厚生労働省は14日、09年度4月〜10月の国民年金の保険料納付率は58.0%(経済的理由などによる免除分を除く)で、過去最低だった昨年度の同期(59.9%)より1.8ポイント下がったと発表しました。
20年度は通年で62・1%と過去最低を記録。不況による収入減や、年金記録問題が影響し、納付率の低迷が続いていることが裏付けられました。
厚生年金に加入していたサラリーマンが会社の倒産などで国民年金に移るケースが増えているほか、年金記録問題への対応に人員を割かれ、徴収業務に十分な数の職員を配置できなかったことも影響しました。
都道府県別で最低だったのは沖縄の35・5%。次いで大阪の48・6%、長崎の53・2%で、最高は島根の71・3%で、新潟の70・8%、福井の69・9%が続きました。
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