調査機関などの間では「2011年春卒の採用について、就職氷河期と呼ばれた00年代前半ほど悪くならないだろう」との見方をされています。
採用活動自体を止める企業が急増したバブル崩壊後に比べ、今回は企業が「採用人数は抑制するものの、必要な人材は確保する」という姿勢を保っていることが要因であると思われます。
雇用関連の調査などを手がけるリクルートのワークス研究所によりますと、大卒求人倍率が最悪だったのは0.99倍と、1倍を割り込んだ00年春卒。「厳しい」といわれた10年春卒も求人倍率は1.62倍と過去20年間の平均的な水準となり、11年春はこれを下回ることとなりますが、00年春ほどには落ち込まない可能性が高いと見られています。
ただし、沖縄県内にあっては、依然として厳しい状況にあることは確かなようです。
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