日本航空は経営再建策の柱の一つである企業年金改革について、月内にも新たな案を年金基金に提示する方針です。受給者・待機者であるOB約9000人からの反発が強いことに配慮し、毎月の支払い額を減らす代わりに、最低限、給付を保証する期間を延長します。これにより、日航はOBの3分の2以上の同意が不要になると期待していますが、OBらの反発も予想されます。 また、金融機関や所管官庁から同意を得られない場合は、提案を撤回する可能性もあります。
日航は年金改革で2010年3月期に880億円の特別利益を計上する計画し新案により利益捻出(ねんしゅつ)を確実にしたい考えです。