厚生労働省は企業が従業員に支払う休業手当の一部を国が補てんする雇用調整助成金の支給事務を迅速にする方針です。現在は企業が申請してから実際に支給されるまで2カ月以上かかる場合もあるため、都道府県の間でばらつきのある審査事務を作業効率の優れた方法にそろえることなどによって処理時間を短縮し、早期の支給を目指します。
まず申請件数が多い都道府県の労働局をモデルに選定し、10月以降に実施。申請から支給までの期間を短くするための具体的な手法は、今後さらに詰める方針です。雇調金を活用する企業は原則として1カ月ごとに申請する必要があり、これまでにも手続きを迅速に進めるよう求める声が出ていました。
また、今後、民主党政権となり、雇用に関しては、助成金をはじめ、どのような政策が打ち出されるか、注目が集まるところであります。
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