厚生労働省が28日に発表した調査結果によると、派遣切りなどで昨年10月以降に職を失ったか、または今年9月までに職を失う非正規労働者は合計23万2448人で、前回の7月調査に比べて1・4%増加し、増加率は前回調査(2・7%増)より鈍化したことがわかりました。
調査は8月18日時点で把握できたデータをまとめたもので、正社員の失職は原則、一つの事業所で100人以上が職を失う場合だけを集計しました。
雇用形態別でみると、派遣社員が14万86人で全体の約6割を占め、契約社員は5万2353人、請負社員は1万8045人でした。
月別の失職者数は7月が約3300人で、8月は約1700人となり、9月の約1200人と減少傾向が続きました。
都道府県別でみると、最も多いのが愛知県で3万9244人、次いで長野県が1万157人、静岡県が9491人となりました。昨年10月から今年9月までに失職する正社員は4万3366人となりました。
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