沖縄県内において、創業時に有望な助成金は、今現在、なんといっても、地域再生中小企業創業助成金です。
助成額としても、厚生労働省系の助成金の中では、トップクラスです。
条件に合致すれば、下の、1と2を合算した助成金が受給できます。
沖縄県の場合、
1.創業経費に対する助成
上限額が
・雇入れ人数5人以上・・・1000万円、
・雇入れ人数5人未満・・・600万円 となっています。
2.雇い入れに対する助成
雇入れ労働者1人あたり60万円(上限100人まで)
ただし、この助成金には、対象業種が決まっています。
この、対象業種は、日本標準産業分類番号に決められている業種に当てはまっている必要があります。
1.情報サービス業(39)
2.飲食料品小売業(58)
3.飲食店(76)
4.食料品製造業(09)
5.洗濯・理容・美容・浴場業(78)
6.社会保険・社会福祉・介護事業(85)
※ カッコ内の番号が、日本標準産業分類番号ですこちらのページから、検索できます。
しかし、これ以外にも注意点がいくつかあります。
設立後6ヶ月以内の経費しか、助成対象とならないこと、必要経費に、不動産(建物の建築費)など、該当しない経費も存在するということです。
したがって、慎重に、この助成金申請手続きを進めていかないと、支給されるべき経費が助成されないといった事態も考えられます。
また、最大の注意点は、助成金は、後払いであるということです。実際の助成金の申請は、最初の労働者を雇い入れて、6ヶ月経過した後ということになります。つまり、最低でも、6ヶ月以上は助成金は支給されないということです。
この間は、自己資金や、融資等で資金調達していく必要があるのです。
このことを考え、資金計画も詳細に立てた上で、助成金の利用を検討してみる必要があります。