厚生労働省は13日、2011年度の最低賃金(時間給ベース)について、地域別の改定結果を発表しました。
全都道府県で上昇し、全国平均額は前年度比7円上昇の737円。ただ、東日本大震災による地域経済への影響を考慮したため、平均上げ幅は前年度の17円を下回り、5年ぶりに1桁にとどまりました。新賃金は9月末以降、順次適用されます。 最低賃金は、中央最低賃金審議会(厚生労働相の諮問機関)が各都道府県に目安を示し、これに基づいて各地方審議会が決めます。中央審が決めた11年度の目安は全国平均で6円増の736円でしたが、大半が中央審の目安より高い引き上げ額を答申しました。都道府県ごとの引き上げ幅は1〜18円。 全都道府県のうち最高は東京の837円で、神奈川が836円で続きます。
最低は岩手、高知、沖縄3県の645円。
上げ幅の最大は神奈川の18円。被災地については、中央審が「各県ごとの被害状況などに十分配慮してほしい」と求めた結果、岩手、宮城、福島の3県でいずれも1円上がりました。
最低賃金が生活保護の給付水準を下回る「逆転現象」が起きていた9都道府県のうち、埼玉、東京、京都、大阪、兵庫、広島の6都府県で解消されるようです。
沖縄県内の現行の最低賃金については、こちらをご覧ください。(沖縄県HPより)
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